カタンの開拓者たち > 都市と騎士版 > ゲームの進行
ゲームの進行
1.ダイスを振る
- 1番目のプレイヤーから、時計回りにゲームを進行する。
- ダイス3個(赤ダイス・黄ダイス・イベントダイス)を卓上で振る。
⇒なお、ダイスを振る前に、戦略カード「錬金術師」(緑)を使用することができる。
- イベントダイスにより、イベントが決まる。
⇒イベントダイスは、船(黒)/船(黒)/船(黒)/城門(黄)/城門(青)/城門(緑)の6面で構成されている。
- 赤ダイスの目により、戦略カードが入手できるかどうかが決まる。
- 赤ダイスと黄ダイスの目の合計値により、どの土地から資源が産出されるかが決まる。
- 都市を持っているプレイヤーは、都市に面した牧草地・山地・森林から、交易品(布・貨幣・紙)が入手できる。
- ダイス3個を振った後、それぞれのダイスの結果を以下(1)〜(3)の順番で見ていく。
(1)イベントダイス「船のマーク」 ⇒蛮族が近づく
- イベントダイスで「船のマーク」が出た場合は、蛮族の進路タイルにある蛮族船を矢印の方向に1マス進める。
- 蛮族船が最後のマス(赤枠マス)に到達すると、蛮族がカタン島に上陸する。
- 蛮族を撃退するには、騎士をあらかじめ活動状態にしておく必要がある。
- 詳細は「蛮族との戦闘」の頁を参照のこと。
(2)イベントダイス「城門のマーク」 ⇒赤ダイスにもとづき戦略カードを受け取る
- イベントダイスで「城門のマーク」が出た場合は、戦略カードを引けるかどうかをプレイヤー全員が確認する。
- 戦略カードを受け取るには、その城門の色(黄・青・緑)に対応した都市開発を実施している必要がある。
- さらに、その色で、赤ダイスの出目に対応する開発マーカーを持っていなければならない。
- 条件を満たしたプレイヤーは全員、時計回りに、対応する色の戦略カードのを山札の上から1枚ずつ引く。
⇒引いたカードを見てから、自分の前に裏にして置く。
⇒一度に持つことができる戦略カードは4枚までである。
(3)赤ダイスと黄ダイスの合計値 ⇒資源を獲得する/盗賊を移動する
a.「7」以外の目が出た場合
- 赤ダイスと黄ダイスの目を合計し、その数字の土地全てから資源が産出される。
- 開拓地は、通常どおり資源1枚が産出される。
- 都市は、以下のとおりカード2枚が産出される。
⇒森林 :(資源)木材1枚と(交易品)紙1枚
⇒丘陵 :(資源)レンガ2枚
⇒畑 :(資源)小麦2枚
⇒牧草地:(資源)羊毛1枚と(交易品)布1枚
⇒山地 :(資源)鉱石1枚と(交易品)貨幣1枚
- 森林・牧草地・山地においては、交易品カード1枚を取らずに、資源カード2枚を取ることはできない。
- 交易品カードも手札に加え、手札枚数に数える。
⇒盗賊が出た場合や、戦略カード「サボタージュ」(青)を使用された場合に手札として数える。
b.蛮族がまだ上陸していないターンで、「7」の目が出た場合
- 蛮族が初めてカタン島に上陸するまでは、赤ダイスと黄ダイスの出目の合計が「7」であっても、盗賊は砂漠から移動しない。
⇒プレイヤー全員が手札枚数を確認し、バースト処理のみを実施する。
- 蛮族が初めてカタン島に上陸するまでは、盗賊コマを砂漠から移動させることはできない。
⇒戦略カード「司教」(青)の効果や騎士のアクションでも移動させることはできない。
c.蛮族が上陸したターンに「7」の目が出た場合
- 蛮族がカタン島に上陸したターンに、赤と黄のダイスの出目の合計が「7」になる場合がある。
⇒蛮族との戦闘を実施した後で、バースト処理を実施し、盗賊を砂漠から移動させる。
- 蛮族の初上陸の後は、盗賊はスタンダード版のルールと同じ動きとなる。
2.アクションの実行
- 自分のターンにおいて可能なアクションは、(1)資源・交易品カードの交換、(2)建設、(3)戦略カードの使用、(4)騎士のアクション、の4つである。
⇒これら(1)〜(4)のアクションは、可能な限り何回実施してもよい。
(1)資源・交易品カードの交換
- 交換の方法は、「スタンダード版」から変更はないが、資源と同様に交易品も交換することができる。
- 資源・交易品ともに、「島内取引(他のプレイヤーと交換)」「海外取引(銀行と交換)」が可能である。
- 同じ種類の交易品4枚で、他の交易品1枚か資源1枚に交換することができる。
- 一般港(3:1港)を使用すれば、同じ種類の交易品3枚で、他の交易品1枚か資源1枚に交換することができる。
- 資源を交易品に交換することも可能である。
⇒例1:銀行で、レンガ4枚を布1枚に交換する。
⇒例2:一般港で、レンガ3枚を布1枚に交換する。
⇒例3:専門港(レンガ)で、レンガ2枚を布1枚に交換する。
- 他のプレイヤーとの交換では、互いにカードを1枚以上出さなければならない。贈与(0:1交換)はできない。
⇒資源と交易品のどちらを交換に出すか、また交換のレートは自由である。
- 戦略カードは資源でも交易品でもないため、交換することはできない。
(2)建設
- 以下の事項を実施する。詳細は「建設」の頁を参照のこと。
- 1.街道・開拓地・都市の建設
- 2.城壁の建設
- 3.騎士の配置(騎士を配置する、騎士を活動状態にする、騎士を強化する)
- 4.都市開発
- 5.メトロポリスの建設
(3)戦略カードの使用
- 戦略カードは、以下の条件を全て満たした時に、対応する山札の上から引く。
- 複数のプレイヤーが受け取る場合は、自分のターンのプレイヤーが最初に引き、他のプレイヤーは時計回りに続いて引く。
- 各カードの詳細は「戦略カード」の頁を参照のこと。
a.戦略カードの獲得条件
- 1.都市開発を1回以上行っていること。
⇒自分の都市開発ボードでマーカーが1枚以上めくられ、赤ダイスのマークが見えていなければならない。
⇒第1段階の都市開発では赤ダイスが2つ(1・2)、第2段階では3つ(1・2・3)というように増えていく。
- 2.イベントダイスで、自分が都市開発をしている色の城門マークが出ること。
⇒3色とも都市開発をしていれば、どの色でも戦略カードを受け取るチャンスがある。
- 3.赤ダイスで、マーカーに示された出目が出ること。
⇒これらの3条件を全て満たしたプレイヤーは全員、戦略カードを1枚引く。
b.戦略カードの使用条件
- 戦略カードは、自分のターンであれば、何枚でも使用できる。
- 戦略カードは、「錬金術師」(緑)を除き、ダイスを振った後に使用する。
- ポイントカードは、受け取ってすぐに公開する。このカードは「スパイ」(青)によって奪われることはない。
- 戦略カードは1プレイヤーにつき4枚まで持つことができる。
⇒公開したポイントカードは数えない。
- 5枚目の戦略カードを受け取った場合は、(そして自分のターンではないなどの理由で使用できない場合は)その中からすぐに1枚を捨てなければならない。
⇒該当する分野の山札の一番下に入れる。
- 自分のターンに引いた戦略カードは、すぐに使用できる。
- 戦略カードは交換できない。
- 使用済の戦略カードは、該当する分野の山札の一番下に入れる。
(4)騎士のアクション
- 以下の事項を実施する。詳細は「騎士のアクション」の頁を参照のこと。
- 1.移動する
- 2.移動して、他のプレイヤーの騎士を追い払う
- 3.盗賊を追い払う
3.次のプレイヤーのターンへ
- 自分のターンでやることがなくなったら、時計回りで次のプレイヤーのターンに移る。
- 左隣のプレイヤーは、ダイス3個を卓上で振るところから繰り返す。