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追加ルール(シナリオ2以降)
1.部隊
(1)部隊を作って船に乗せる
- 部隊のコストは、羊毛1枚+鉱石1枚である。
- 部隊を作るプレイヤーは、コストを支払い、部隊を開拓港か、開拓港に隣接している船の空いているスペースに置く。
- 部隊を開拓地に置いていたら、移動フェイズで船に乗せ、目的地まで運んでそこで下ろすことができる。
- 開拓港や船には、部隊を2つまで乗せるスペースがある。
- 部隊を乗せたり下ろしたりした後でも、移動ポイントが残っていればさらに移動することができる。
(2)部隊の移動
- 部隊は自分の船で目的地に運ぶしかない。
⇒タイルの辺や街道を自力で移動することはできない。
2.荷物の積み替え
(1)船と開拓港
- 荷物を積んだ船の舳先が、荷物が置かれた開拓地に接している場合、その荷物の交換をすることができる。
(2)船と船
- 船から船へ、荷物を直接移動することはできない。
- どちらの船も舳先を開拓港に接している状態で、開拓港を経由して間接的に交換することができる。
- ヒント:開拓港を戦略的に良い場所に作れば、2つの船を使用して、より早く目的地に荷物を運ぶことができる。
3.海賊船
(1)最初の海賊船の投入
- 海賊船は2つの例外を除き、どの海タイルにでも置くことができる。
⇒例外1:海賊船をゲーム盤の外枠部分の上に置くことはできない。
⇒例外2:海賊船をスタートの島に隣接する海タイルに置くことはできない。
- 各プレイヤーは、自分の色の海賊船を持っている。
- 最初にダイスで「7」を出したプレイヤーは、自分の海賊船を盤上の、置いてもよい海タイルの真ん中に置く。
⇒この海賊船は、次に誰かが「7」を出すか、駆逐されるまでそこに留まる。
(2)「7」を振ると海賊船が移動する
- 誰かがダイスで「7」を出したら、手札の資源が8枚以上あるプレイヤーは全員、資源カードを半分捨てなければならない。
- 「7」を出したプレイヤーの海賊船が既にゲーム盤上にあったら、それを、置いてもよい別の海タイルに移動する。
- 他のプレイヤーの海賊船がゲーム盤上にあったら、その海賊船を持ち主に戻し、自分の海賊船を海タイルに置く。
⇒今まで他のプレイヤーの海賊船があったのと同じ海タイルに置いてもよい。
- このようにして、盤上にある海賊船は常に1隻だけとなる。
(3)海賊船を移動して資源を奪う
- 海賊船を海タイルに置いたプレイヤーは、そのタイルに隣接して船を置いているプレイヤーから1人を選び、そのプレイヤーの手札から資源カードを1枚、中身を見ないで引く。
- 開拓地や開拓港が海賊船に隣接していても、資源を奪う対象にはならない。
- 相手が資源を持っていない場合のみ、代わりに1金を取ることができる。
(4)通行料
- 他のプレイヤーの海賊船がいる海タイルに面する海路・海岸を船の移動で使用する場合、通行料として1金をストックに支払わなければならない。
⇒注意:海賊船の持ち主には支払わない。
- 海賊船のいる海タイルにいる船が、そこから去る場合も通行料の対象となる。
- 海賊船のいる海タイルを、複数の船が使用する場合、船1隻につき1金を支払わなければならない。
- 建設と資源交換で既に上限の4金で資源を2枚買っている場合でも、それとは別に支払わなければならない。
- 1回支払えば、この手番はその船に関しては何回でも海賊船のいる海タイルを行き来できる。
⇒そこから去って、また入る場合も同じである。
⇒ただし、次の手番になって使用する時は、また支払い直さなければならない。
- 自分の海賊船の時は、支払う必要がない。
- 海賊船のいる海タイルにも、船を建設することができる。
⇒その場合は、他のプレイヤーの海賊船であっても、通行料は支払わない。
(5)海賊船を駆逐する
- 他のプレイヤーの海賊船を駆逐するには、戦闘できる船を持っていなければならない。
⇒戦闘できる船とは、次の2つの条件を満たした船を指す。
⇒条件1:この手番にまだ移動していない。
⇒条件2:船の舳先か後尾が、海賊船のいる海タイルの6つの交差点のいずれかに接している。
- 戦闘できる船1隻につき1回、船の移動の時に海賊船の駆逐を試みることができる。
- 海賊船を駆逐するには、戦闘できる船1隻につき1回、ダイスを振る。
⇒「6」が出たら成功で、海賊船を取り除き、持ち主に返す。
⇒そして自分の海賊船を、置いてもよい好きな海タイルに置き、隣接する船の持ち主から資源カードを奪う。
(6)その後
- 海賊船の駆逐に成功した船はその後、通常通り移動することができる。
- 海賊船の駆逐に失敗した場合は、通行料を支払えば、海賊船のいる海タイルを移動することができる。
4.任務の共通ルール
- シナリオ1を除き、どのシナリオにも1〜3つの「任務」が課せられている。
- いくつかの任務があるシナリオでは、同時進行で果たしていくことができる。
- 任務に必要なパーツは、袋に分けて入っている。
⇒どの任務にも、任務タイルと、ポイントタイルがある。
- ゲームの初めに、各プレイヤーは、各自の色のマーカーを任務タイルのスタートマスに置く。
- その任務を1つ達成するたびに、自分のマーカーを1マス進める。
- 進めた先のマスに他のプレイヤーのマーカーがあったら、その上に重ねる。
- マーカーの横にあるポイントを、いつも持っていることになる。
- マーカーが一番前にあるプレイヤーは、ポイントタイルを持つ。
⇒これは1ポイントになる。
- 同じマスに複数のプレイヤーのマーカーがある場合、ポイントタイルを持つのはマーカーが一番下にあるプレイヤーである。
(1)任務タイル「ならず者のねぐら」 …ポイントタイル「最大征服者」
- スタートマス(S)
- 1マス目:1ポイント
- 2マス目:1ポイント
- 3マス目:2ポイント
- 4マス目:2ポイント
- 5マス目:2ポイント
- 6マス目:3ポイント
- 7マス目:3ポイント
(2)任務タイル「カタンの魚」 …ポイントタイル「最高漁師」
- スタートマス(S)
- 1マス目:1ポイント
- 2マス目:1ポイント
- 3マス目:2ポイント
- 4マス目:2ポイント
- 5マス目:2ポイント
- 6マス目:3ポイント
- 7マス目:3ポイント
(3)任務タイル「カタンのスパイス」 …ポイントタイル「最高スパイス商人」
- スタートマス(S)
- 1マス目:1ポイント
- 2マス目:1ポイント
- 3マス目:2ポイント
- 4マス目:2ポイント
- 5マス目:3ポイント
- 6マス目:3ポイント