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ゲームの進行
1.ダイスを振る
- 1番目のプレイヤーから、時計回りにゲームを進行する。
- ダイス2個を卓上で振る。
2.資源の獲得
(1)資源の産出
- ダイス2個の目を合計する。その数字チップの土地全てから資源が産出される。
- ダイス2個の合計値の土地に面した開拓地のあるプレイヤー全員は、その土地の資源1枚を山札から受け取る。
⇒その土地に面した開拓地が複数ある場合は、開拓地1つにつき資源1枚を受け取る。
- その土地に都市がある場合は、都市1つにつき資源2枚を受け取る。
- 資源を受け取る時に、山札の残り枚数が不足する場合は、以下のとおり処理する。
⇒事例1:不足している資源を受け取るプレイヤーが自分だけの場合は、その資源の残りを全て受け取る。
⇒事例2:不足している資源を受け取るプレイヤーが複数いる場合は、誰もその資源を1枚も受け取ることができない。
(2)盗賊の移動
- ダイス2個の合計値が「7」の場合は、盗賊が活動する。
- ダイス2個の合計値が「7」の場合は、誰も資源を受け取ることができない。
- 「7」が出た時点で、手札の資源カードが8枚以上のプレイヤーは全員、手札から資源の半分を選択して捨てなければならない。
⇒手札が奇数枚の場合は端数切捨てとなる(例:手札9枚の場合、4枚捨てる)。
⇒これを「バースト処理」という。
- その後、そのターンのプレイヤー(「7」を出したプレイヤー)が、盗賊コマを好きな土地に移動する。
⇒この時、盗賊コマは必ず元いた土地から別の土地に移動しなければならない。
⇒砂漠に移動してもよい。
- さらに、そのターンのプレイヤーは、盗賊が移動した先の土地に面した開拓地や都市があるプレイヤー(複数いる場合は1人を選ぶ)から、資源1枚を奪い、手札に加える。
- 以後、盗賊コマがいる土地は、盗賊コマが別の土地に移動するまで、資源が産出されない。
3.アクションの実行
- 自分のターンにおいて可能なアクションは、(1)資源カードの交換、(2)街道・開拓地・都市の建設、(3)発展カードの購入、(4)発展カードの使用、の4つである。
⇒これら(1)〜(4)のアクションは、可能な限り何回実施してもよい。
(1)資源カードの交換
- 足りない資源を入手するため、手札の資源を他のプレイヤーや銀行(山札)と交換することができる。
- これは条件が合う限り、1ターンで何回実施してもよい。
a.島内取引(他のプレイヤーと交換)
- どのプレイヤーとでも交換できる。
- 「どの資源が欲しくて、代わりにどの資源が出せるか」を提案し、他のプレイヤーと交渉してカードを交換する。
- 他のプレイヤーが、そのターンのプレイヤーに交換の条件を提案して交渉することもできる。
- 自分のターンではないプレイヤー同士では交換することはできない。
- 交換のレートは自由であり、1:1交換だけでなく、2:1交換などをしてもよい。ただし、贈与(0:1交換)はできない。
b.海外取引(銀行と交換)
- 同じ資源4枚を銀行(山札)に戻し、代わりに好きな資源1枚を取ることができる。
- 港のある交差点に開拓地や都市を持っている場合は、より良いレートでの交換ができる。
⇒港は、港が描かれた交差点に開拓地を建設したターンからすぐ使用することができる。
- 港には一般港(3:1港)と専門港(2:1港)がある。
- 一般港では、同じ資源3枚を好きな資源1枚に交換することができる。
- 専門港では、港に描かれた資源2枚を好きな資源1枚に交換することができる。
⇒描かれていない他の資源のレートは変わらない。
- 港で交換できるのは自分のターンのみである。
(2)街道・開拓地・都市の建設
- これらの建物を建設することで、資源の生産力を上げるとともに、ポイントを増やすことができる。
- 建設するには、それぞれ定められた資源のセットを銀行に支払い、手元にある建物コマを盤上に置く。
- 銀行に支払った資源は、それぞれの山札に戻す。
- 建物は、必要な資源を支払えば、1ターンにいくつでも建設することができる。
a.街道の建設
- 街道は、木材1枚+レンガ1枚を支払うことで建設することができる。
⇒街道コマは1プレイヤー15本を持つ。
- 街道は地形タイルの辺に建設する。1つの辺に対して1つの街道しか置けない。自分の街道・開拓地・都市につなげて置く。
- 街道自体はポイントにならないが、街道の長さが連続で5本以上になった場合、ボーナスカード「最長交易路」を受け取る。
⇒枝道は含まない。また、途中に他のプレイヤーの建物があってはいけない。自分の建物は問題ない。
- 「最長交易路」を持っている間は、2ポイント加算される。
- 「最長交易路」を持っているプレイヤーより、1本分でも長い街道を作ったプレイヤーは、すぐに「最長交易路」を奪う。
- 他のプレイヤーが後から街道の途中に開拓地を作ることで、街道が分断され、「最長交易路」を失うことがある。
⇒事例1:「最長交易路」を持つプレイヤーが依然として「最長交易路」の要件を満たしている場合は、そのまま「最長交易路」を保持する。
⇒事例2:他のプレイヤーが「最長交易路」の要件を単独で満たしている場合は、そのプレイヤーが「最長交易路」を受け取る。
⇒事例3:プレイヤーの誰もが「最長交易路」の要件を満たしていない場合は、どのプレイヤーも「最長交易路」を受け取ることはできない(返上)。
⇒事例4:「最長交易路」を持っていたプレイヤー以外の複数のプレイヤーが「最長交易路」の要件を満たしている場合は、どのプレイヤーも「最長交易路」を受け取ることはできない(返上)。
b.開拓地の建設
- 開拓地は、木材1枚+レンガ1枚+小麦1枚+羊毛1枚で建設することができる。
⇒開拓地コマは1プレイヤー5つを持つ。
- 開拓地は、自分の街道につながっている交差点に置く。
- すでに開拓地や都市がある交差点と隣り合う交差点には置くことができない。
⇒つまり、隣り合う3つの交差点には、誰の建物も置くことはできない。
- 開拓地を置くと、その周囲の土地から資源を取ることができるようになる。
- 開拓地は1つにつき1ポイントとなる。
c.都市の建設(開拓地を都市にグレードアップ)
- 都市は、小麦2枚+鉱石3枚を支払い、自分の開拓地コマを手元に戻し、その開拓地のあった場所に建設することができる。
⇒都市コマは1プレイヤー4つを持つ。
- 開拓地を都市にグレードアップすることで、ポイントを増やし、資源の生産力を上げることができる。
- 開拓地を都市にすると、得られる資源が2倍(同一の資源2枚)になる。
- 都市は1つにつき2ポイントとなる。
(3)発展カードの購入
- 発展カードは、小麦1枚+羊毛1枚+鉱石1枚で購入することができる。
⇒発展カードの山札の上から1枚引く。
- 購入した発展カードは他のプレイヤーから見られないようにして置く。
- 発展カードは、購入したターンの次のターンから使用することができる。
- 発展カードは、必要な資源を支払えば、1ターンに何枚でも購入することができる。
(4)発展カードの使用
- 発展カードは、自分のターンであれば、ダイスを振る前を含めていつでも使用することができる。
⇒ただし、1ターンで使用できる発展カードは1枚だけである。
- そのターンに購入した発展カードは使用することはできない。
- 発展カードには、騎士カード・進歩カード・ポイントカードの3種類がある。
- 各カードの詳細は「発展カード」の頁を参照のこと。
4.次のプレイヤーのターンへ
- 自分のターンでやることがなくなったら、時計回りで次のプレイヤーのターンに移る。
- 左隣のプレイヤーは、ダイス2個を卓上で振るところから繰り返す。