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航行フェイズ
1.開始
- 手番プレイヤーの宇宙船がゲームボード上に1機もない場合、航行フェイズを行わず、次のプレイヤーの手番となる。
- 手番プレイヤーの宇宙船がゲームボード上に1〜3機ある場合、まず移動力を決定する。
⇒それから全ての宇宙船を航行ルールに従って移動させる。
- <重要>母船の性能は、そのプレイヤーの宇宙船全てに適用される。
⇒これは戦闘力と移動力に関わる。
2.移動力の決定
- 移動力は宇宙船が何マス進めるかを表す。
- 母船を振って出た玉の色で基本移動力が決まり、装備や友好カードによる追加の移動力を合計する。
- この移動力は、手番プレイヤーの宇宙船全てに適用される。
- まず、手番プレイヤーは自分の母船を振る。
⇒母船を逆さまにして揺らしてから、戻して直立させる。
⇒すると船尾のシリンダーに2個の玉が落ちてくる。
- それぞれの玉の色はサマリーカード「手番の流れ」で数字が割り振られている(黒=0、青=1、黄=2、赤=3)。
- 振って出た玉の色によって、以下の2つの場合がある。
(1)黒い玉が出なかった場合
a.基本移動力
- 基本移動力は、2個の玉の数字を合計する。
⇒青(1個)・黄(2個)・赤(1個)のうち2個の組み合わせにより、3〜5の移動力が得られる。
b.移動力の追加
- 宇宙船の移動力は、基本移動力に加えて、手番プレイヤーの母船の動力炉の個数と、(持っていれば)賢者種族の友好カードに指示された動力炉を合計する。
(2)黒い玉が出た場合
a.基本移動力
- この場合の基本移動力は常に「3」である。
- 黒い玉によって「遭遇」が起こる。
- もう1個の玉が何色かは、この際は関係ない。
b.移動力の追加
- 宇宙船の移動力は、基本移動力に加えて、手番プレイヤーの母船の動力炉の個数と、(持っていれば)賢者種族の友好カードに指示された動力炉を合計する。
- <重要>手番プレイヤーが船を移動させる前に、遭遇を実行しなければならない。
3.宇宙船の移動
- 決定された移動力は、ゲームボード上にある手番プレイヤーの宇宙船全てに適用される。
- それぞれの宇宙船は、航行ルールに従って、決定された移動力までスペースポイントを移動できる。
(1)全体的な航行ルール
a.移動力の使用
- 移動力を使い切る必要はない。
- 移動力より少なく移動しても、全く移動しなくても構わない。
b.Uターン
- 宇宙船は移動中、やってきたスペースポイントに戻ることができる。
c.占拠されたスペースポイント
- 他の宇宙船・コロニー・宇宙港があるスペースポイントは飛び越すことができるが、移動した分に数える。
- 1つのスペースポイントには1個のコマしか存在できない。
d.ブロック
- 建設や設備に使うスペースポイントをブロックすることはできない。
(2)星系の探査
- 航行中の宇宙船が、星系に隣接するスペースポイントにたどり着いた時、そこにある数字チップが裏になっていたら、すぐに全て表にする。
- 海賊基地や氷の惑星がめくられたら、そのチップをゲームから除外し、代わりに同じ内容のスペシャルマーカー(裏面はメダル)をその惑星に置く。
- 探査の後、移動力がまだ残っていれば、宇宙船は引き続き航行することができる。
- <重要>経験者向けの準備でプレイしている場合、発見のルールにもとづく。
(3)コロニーの設置
- 移民船が、2つの惑星の間で空いているスペースポイントで航行を終えたら、そこにコロニーを設置できる。
- コロニーを設置したら、移民船に戻すことはもうできない。
a.コロニーポイント
- コロニーは2つの惑星の間にあるスペースポイントにのみ設置できる。
⇒これをコロニーポイントと呼ぶ。
- 1つの星系につき、コロニーポイントは3ヶ所ある。
- コロニーはコロニーポイントに置き、輸送船はプレイヤーのストックに戻す。
b.海賊基地/氷の惑星
- 海賊基地や氷の惑星のマーカーがある惑星に隣接するコロニーポイントには、まだコロニーを設置できない。
c.資源の産出
- 次にダイスを振った時から、新しいコロニーに隣接する惑星は、対応する出目で資源を産出する。
d.勝利点
e.3人プレイ時の特別ルール
- 各星系にはコロニーポイントが3ヶ所ある。
- 4人でプレイする場合は、どのコロニーポイントにもコロニーを設置できるが、3人でプレイする場合には、各星系について2つまでしかコロニーを設置できない。
- 1つの星系につきコロニーポイント1ヶ所(どこでもよい)は、常に空けておかなければならない。
(4)交易ステーションの設置
- 交易船が、異種族の宇宙ステーションのドッキングポイントで航行を終えたら、そこに交易ステーションを設置しなければならない。
- 交易ステーションを設置したら、交易船に戻すことはもうできない。
a.ドッキングポイント
- 輸送船は宇宙ステーションの中央に着陸しなければならない。
- 交易ステーションは宇宙ステーションの周囲に浮かぶ5ヶ所のドックのうち、空いている1ヶ所に設置し、輸送船はプレイヤーのストックに戻す。
b.船倉の下限
- 交易ステーションを設置するには、それぞれの宇宙ステーションですでに設置された交易ステーションの数よりも多く船倉を持っていなければならない。
c.友好カード
- 交易ステーションを設置したプレイヤーは、その種族の友好カードから1枚を選び、自分の前に置く。
- これ以降、そのカードに記された特権を使用できる。
d.勝利点
- その種族の宇宙ステーションで最初に交易ステーションを設置したプレイヤーは、対応する種族の友好親善マーカーを受け取る。
- このマーカーは自分のストックの所に、よく見えるようにして置く。
- 友好親善マーカーは1つにつき2勝利点となる。
- その種族の宇宙ステーションで他プレイヤーがより多くの交易ステーションを設置したら、友好親善マーカー(および2勝利点)がそのプレイヤーに移る。
(5)海賊基地と氷の惑星
- 海賊基地や氷の惑星のマーカーがある惑星に隣接するコロニーポイントには、コロニーを設置できない。
- このような惑星は撃退または地球化しなければならない。
- 移動力が残っていれば、その後でさらに移動できる。
a.海賊基地の撃退
- 宇宙船が海賊基地に隣接するスペースポイントに到着したプレイヤーは、搭載砲がそのスペシャルマーカーの数以上ならば、すぐにその海賊基地を撃退したことになる。
b.氷の惑星の地球化
- 宇宙船が氷の惑星に隣接するスペースポイントに到着したプレイヤーは、船倉がそのスペシャルマーカーの数以上ならば、すぐにその氷の惑星を地球化したことになる。
c.勝利点
- 海賊基地を撃退するか、氷の惑星を地球化したら、その惑星からスペシャルマーカーを取り、裏返して自分の前に置く。
- これはメダルになっており、1勝利点になる。
- <重要>このメダルは、ハーフメダルとは異なり、もう失うことはない。
d.新しい数値チップ
- その惑星に、代替用の数字チップから1枚を引き、表にして置く。