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選択ルール4「2人でカタン」 (Catan For Two)
1.ルールの概要
- カタンは通常3~4人で遊ぶのがベストだが、プレイヤーが少ない時のための2人ルールである。
2.追加するパーツ
3.ゲームの準備
- 通常のルールに従ってゲーム盤を作成する。
- 2人のプレイヤーが使用しない色のコマ2セットは、中立プレイヤー2人のものとみなす。
- 中立プレイヤーのコマは盤外に置く。
- 交易チップも側にストックして置き、2人のプレイヤーは5枚ずつを持つ。
4.初期配置
- 中立プレイヤー2人の開拓地を1つずつ、盤上の中央の土地から、街道1本分離れた交差点に置く(街道は置かない)。
- その後、プレイヤー2人が通常のルールに従って、開拓地と街道を2組ずつ置く。
- これにより、ゲームは以下の状態から開始する。
⇒プレイヤー2人 :開拓地2つ、街道2本
⇒中立プレイヤー2人:開拓地1つ
- 砂漠や海に面して開拓地を建設した場合、ストックから交易チップをもらえる。下記の「交易チップの獲得」を参照のこと。
5.ゲームの進行
- 以下の追加ルールを除き、通常のルール通りにプレイする。
6.追加ルール
(1)収穫2倍
- 自分のターンには、ダイス2個を続けて2回振る。
⇒その際、1回目と2回目で、ダイスの出目の合計は異なっていなければならない。
⇒2回目の合計が1回目と同じだった場合は、異なるまで何度でも振り直す。
- それぞれ、ダイスを振るたびに、「7」以外の場合は資源を獲得し、「7」の場合は盗賊を移動する。
(2)中立プレイヤーの建設
- 街道を1本建設したプレイヤーは、中立プレイヤーのどちらか好きな方の街道1本を無料で建設する。
- 開拓地を1つ建設したプレイヤーは、中立プレイヤーのどちらか好きな方の開拓地1つを無料で建設する。
- どちらの中立プレイヤーも開拓地を建設できない(開拓地を建設できる条件を満たした交差点がない)場合、代わりに街道1本を建設する。
- プレイヤーが開拓地を都市にグレードアップしたり、発展カードを購入したりした時は、中立プレイヤーには何も起きない。
- 中立プレイヤーは開拓地から何も資源を得ないが、中立プレイヤーが最長交易路を取ることはある。
(3)交易チップのアクション
- 自分の1ターンにつき1回、交易チップを使用して以下のアクションを行うことができる。
- この際、相手プレイヤーとポイントが同じか少ない場合は交易チップを1枚、相手プレイヤーよりポイントが多い場合は2枚を使用する。
- 使用した交易チップは、ストックに戻す。
a.アクション「強制交換」
- 相手のプレイヤーが持っている資源カードから2枚引き、代わりに好きな資源2枚を渡す。
⇒相手の資源カードが1枚しかない場合は、その1枚を引き、代わりに好きな資源1枚を渡す。
b.アクション「盗賊移動」
(4)交易チップの獲得
- 自分の1ターンにつき1回、公開した「騎士」カード1枚を捨てることにより、ストックから交易チップ2枚をもらうことができる。
- 「最大騎士力」を持っているプレイヤーが「騎士」を捨てた場合、公開している「騎士」が2枚になった場合や、相手プレイヤーと「騎士」の数が同じになったり場合は、「最大騎士力」を失うことがある。
⇒「最大騎士力」は、その後で相手のプレイヤーより多く「騎士」カードを公開したプレイヤーが取る(ただし3枚以上)。
- 砂漠に面して開拓地を建設した場合(初期配置の開拓地を置いた時も含む)、ストックから交易チップ2枚をもらえる。
- 海に面して開拓地を建設した場合(初期配置の開拓地を置いた時も含む)、ストックから交易チップ1枚をもらえる。
- 砂漠にも海にも面して開拓地を建設した場合(初期配置の開拓地を置いた時も含む)、ストックから交易チップ3枚をもらえる
7.他の選択ルール・シナリオと組み合わせる場合
- この選択ルールは、「最大騎士力」がある拡張であれば、上記以外のルール変更をせずに組み合わせることができる。
⇒「商人と蛮族版」の他のどの選択ルール・シナリオ、または「航海者版」でも、他のルール変更をせずに、組み合わせることができる。
- 選択ルール2「カタンイベント」と組み合わせる場合は、ダイスを振らずに2枚続けてカードを引く。
⇒2枚目のカードの数字が1枚目と同じでも、その結果を適用する。
⇒カードを引き直すことはない。