学校であった怖い話
>二話目(風間望)
>C9

そうさ。
何のことはない。
偶然が重なっただけのことさ。

風間さんだって、あの性格だもの。
僕たちを脅かそうとして、最初から仕組んだことなんだ。
きっと、すぐにいなくなれるように身構えていたのさ。
そうに違いない。

僕は、気を取り直し、話を続けることにした。
「続けましょう。それでは、三話目は……」


       (三話目に続く)