学校であった怖い話
>二話目(風間望)
>I6

風間望……いい名前だ。
こんな名前を持つ人物は、日本のトップにたつべきだ。
………。
この人があまりにめちゃくちゃなんで、僕もわけの分からないことを考えてしまった。

だめだ。
このままでは、取材がぶち壊しになってしまう。
校長先生の銅像は、夜中ひとりでに動く。
……本当だろうか。
一応メモはしておくが、この人とはこれ以上話を続けてもしょうがないだろう。

「はしくれ君。
早く、次の話に進みなよ」
………。
僕は、わきあがる怒りをこらえながら、次の話を聞くことにした。
「それでは、次の話をお願いします。
次は………」


       (三話目に続く)