学校であった怖い話
>三話目(風間望)
>AP4

そうか、分かればいいんだよ。
許してあげよう、悪気はなかったんだろ?
僕は、謝るべき時に素直に謝れる奴が好きなんだよ。
そういう奴は、人間ができているということだからね。

それに、君の気持ちも分からないではないんだ。
こっくりさんは存在するけれど、本当に呼べる人ってのはなかなかいないからね。
……論より証拠だ、見せてあげよう。
本物のこっくりさんを呼び出すには、まず媒体となる道具を吟味しなくてはならない。

難しいかな、つまり、こっくりさんを呼び出す為に十円玉を使うだろう、あれは実は間違いなんだって言いたいのさ。
いいかい、五百円玉を使うんだ。
本物のこっくりさんを呼び出すにはそれなりの硬貨を使わないとね。
さあ見てごらん、今から僕が……あれ?

おかしいなあ。
五百円玉を持ってきたはずなのに……。
ないぞ。
どこにしまったかな?
……ない!
ポケットに入れておいたと思ったんだけど。
困ったな。これじゃ、話が進まないよ。

そうだ、君、五百円玉持ってないかい?
それがないと、こっくりさんを呼び出せないんだよ。
1.五百円玉を渡す
2.五百円玉を渡さない
3.今は持ってないという