学校であった怖い話
>三話目(岩下明美)
>A4

うふふ……。
そうよね。
坂上君、絵が好きなんですものね。
きっと、そう言ってくれると思っていたわ。

それじゃあ、皆さん、場所を移動しましょう。
……大丈夫よ。
部室の鍵は、私が持っているから。
どうして、私が持っているかって?
想像におまかせするわ。

……さあ、ついたわ。
ここにあるの。
皆さんに、その絵をお見せするわ。
私ね、時々見せてもらっているの。
その絵をね。
だから、場所はわかってる。
さあ、そこに山積みにされたキャンバスの中よ。

……そう、その三番目の油絵。
それを取って。
大事に扱ってね。

……この一枚の女性の肖像画。
皆さんは、どう思う?
何か、感じるかしら?
坂上君はどう?
何か感じて?
1.別に感じない
2.気味が悪い