学校であった怖い話
>三話目(岩下明美)
>H12
どうして、そんなこと思いつくのかしら。
あなたの頭の中って、どうなっているの?
開けてみるわよ。
……ないわ、絵が!?
誰かが美術部室へ戻したのかしら……。
……いいえ、ここにもないみたいね。
驚いたわ、坂上君のいったことが、本当になるなんて。
あなた超能力者なんじゃないの?
うふふ……何だか、あなたに興味がわいてきちゃったな。
さあ、それじゃあ戻りましょうか。
四話目を聞かなくちゃ。
えっ、絵の行方?
知らないわ。
でも、そんなのどうだっていいじゃない。
これは七不思議を話すって企画でしょ。
全部わかってしまったら、不思議でも何でもないじゃないの。
違うかしら?
……さあ、続けましょうよ……うふふ。
(四話目に続く)