学校であった怖い話
>五話目(新堂誠)
>Q3

つまんねえ男だな、おまえって。
トランプの話をしようと思ったけど、やめちまおう。

僕はあわてた。
「すいません、新堂さん。どうか話を続けてください」
新堂さんは、ジロリと僕を見た。
「……考え直してやってもいいぜ。
でも、普通に話すのも芸がねえよな。こいつで話す内容を決めるってのはどうだ?」

いいながら、ポケットから一組のトランプを出した。
そんなものを持ち歩いてるなんて、よっぽどトランプが好きなんだろうか。
新堂さんはトランプから三枚のカードを抜き出した。

「ここにエースとキングとジョーカーの三枚がある」
新堂さんは、話しながら裏を見せたまま三枚のカードをならべた。
「坂上、この中から一枚選びな。エースだったら、予定通りトランプの話をしよう。キングだったら別の話だ。そしてもし、ジョーカーだったら……」

新堂さんの目が、キラッと光ったような気がした。
「この学校に伝わる、本当にヤバイ話ってのを聞かせてやるぜ。さあ、どれを選ぶ?」
どのカードを選ぼうか?
1.右
2.中央
3.左

※1〜3の選択の結果はランダムで入れ替わる