学校であった怖い話
>五話目(細田友晴)
>F6

よかった。
坂上君が、見たいっていったらどうしようかって思ったよ。
ちょっと、冗談で聞いてみたんだけどね。

……これで、僕の話は終わりだよ。
……七人目はまだ来ないね。
そうなると、次がいよいよ最後か。
坂上君、何も起きないといいね。
……君も、そろそろ気づいていると思うからさ。
この部屋を包む異様な霊気にね。


       (六話目に続く)