学校であった怖い話
>六話目(新堂誠)
>H5

よし。
この本の表紙の書いてある絵を隠すように置いてくれ。
……よし。
さあ、もう手を放してもいいぜ。

これからが本番だ。
この本はなあ、呪った相手の魂を食っちまうらしいんだ。
誰を呪うかって?
本に手を置いた奴に決まってるじゃないか。
つまり、お前だ。

あっははははは……。
いや、怒らないでくれ。
もちろん、誰でも呪うってわけじゃないんだ。
俺が質問することに答えてくれれば、お前は呪われずにすむんだ。
いいか?

……お前、俺の話を信じてるか?
ひょっとして信じてないんじゃないか?
信じてなかったら別にいいんだぜ。
もうやめるからよ。

どうなんだ?
はっきり答えてくれよ。
1.信じている
2.信じていない