学校であった怖い話
>六話目(風間望)
>Q8

旅行かあ。
君も好きだねえ。
……ナンパが目的なんだろう?
僕には分かっているよ。
いや、隠さなくてもいいよ。
君の性格は分かっているつもりだ。
君って単純そうだよね。
占いにも、そう出ているよ。

君の前世も、さぞかし単純な奴だったんだろうな。
まあ、気を落とすなよ。
前世がたいしたことない奴でも、これから頑張ればいいじゃないか。
まあ、いくら頑張っても報われない奴っていうのはいるけどね。

……なに不機嫌そうな顔をしているんだい?
暗い気分になってしまったのかい?
じゃあ、その気分を吹き飛ばしてあげようか。
ここで特別に、スペシャル・コースを選んだ君だけに、すばらしいおまじないを教えてあげるよ。

このおまじないをいえば、より的確な前世の姿がわかるのさ。
それだけじゃない。
頭もよくなるし、すてきな恋もかなうようになる。
一日、最低三回は唱えるといいぞ。
いいか。
声をそろえていうんだぞ。

『風間さんは、すばらしい』
さあ、いってごらん。
1.風間さんは、すばらしい
2.そんなこといえない
3.どういう意味があるのか尋ねる