学校であった怖い話 >七話目(新堂誠) >9H5
「アンプルはどこだ?」 「知らないね」 僕は、ナイフの刃を押しつけた。 「嘘をつくと殺すぞ。僕には、もう時間がないんだ。お前を道連れに殺してもいいんだぜ」 奴の額に冷汗が浮いている。 「……本当に知らないんだ。日野しか知らないんだよ」 ……どうやら、本当に知らないようだ。 (→選択に戻る)