学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>10D3

◆1回目

僕は、教室に入ってみた。
整然と並べられた机と椅子。
こうして見ると、昼間は生徒が使っているなんて思えない。
教室も、いつもより冷たい感じがする。
とにかく、捜さなくちゃ。
まず、教壇を調べる。

……ない。
次は机だ。
一つの机の中に、小ビンがあった。
ひょっとしたら、これが……。
でも違った。
鼻を近づけてみると、花のような香り。
香水だ。
コロンというんだろうか。

こんな物を、学校に持ってくるな!
僕は八つ当たりをしながら、ビンを元に戻した。
あとは、特に変わった物はない。
この教室にはなさそうだ。
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◆2回目

僕は、教室に入ってみた。
整然と並べられた机と椅子。
こうして見ると、昼間は生徒が使っているなんて思えない。
教室も、いつもより冷たい感じがする。
とにかく、捜さなくちゃ。
まず、教壇を調べる。

……ない。
次に机を調べる。
もちろん机の中も、くま無く調べる。
……ない。
部屋の隅々まで、くま無く調べる。
この教室にはなさそうだ。
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