学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>10I3

◆1回目

僕は、教室に入ってみた。
整然と並べられた机と椅子。
こうして見ると、昼間は生徒が使っているなんて思えない。
教室も、いつもより冷たい感じがする。
とにかく、捜さなくちゃ。
まず、教壇を調べる。
中に何か入っているようだ。

何だろう。
僕は、手を突っ込んでみた。
痛い!!
あわてて引き出す。
よく見てみると、教壇の中には、びっしりと画びょうが張りつけられていた。
日野達のしわざだろうか。

僕が、ここに手を突っ込むとわかっていたのか?
……いや、そんなはずはない。
偶然さ。
そうに決まってる。
この教室にはもう何もないようだ。
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◆2回目

僕は、教室に入ってみた。
整然と並べられた机と椅子。
こうして見ると、昼間は生徒が使っているなんて思えない。
教室も、いつもより冷たい感じがする。
とにかく、捜さなくちゃ。
まず、教壇を調べる。

……ない。
次に机を調べる。
もちろん机の中も、くま無く調べる。
……ない。
部屋の隅々まで、くま無く調べる。
この教室にはなさそうだ。
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