学校であった怖い話 >七話目(新堂誠) >12A2
僕は、校門から出てみようと思った。 日野のいったことなんて、案外ハッタリかもしれない。 僕はゆっくりと、校門から足を踏み出そうとした。 ………………できない。 いくら理性が大丈夫だといっても怖くて足が動かない。 もし本当に、アンプルを壊されたら? 僕には、毒の種類はわからない。 医者にも説明できないのだ。 僕はあきらめた。 (→選択に戻る)