学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>15E6

……疲れた。
こんな奴らを相手にして、勝てるはずがないんだ。
体から、どっと力が抜けた。
もう、どうでもいい。
僕は座り込んだ。
ここにいれば、きっと誰かがやってくる。

日野か、その仲間か……。
うまく見つからなくても、今度は死神がやってくるだろう。
今現在も、僕の体の中では、ジワジワと毒のカプセルが溶けているはずだから。
でももう、すべてが面倒くさい。
僕はひざを抱えて、来るべき時を待った。


       (ドクロエンド)