学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>15P4

「よくも、僕を殺そうとしたな!
おまえを呪ってやる!!」
岩下が、ハッと青ざめた。
「なんですって?」
聞き返す、その声も震えている。

「呪ってやるといったんだ。おまえに、悪霊を取りつかせるぞ!」
……もちろん、僕がそんな方法を知っているはずがない。
でも、岩下は本気にしたようだ。
「やってみなさい! あんたも道連れよ」

目がつり上がっている。
どうやら、本気らしい。
これでは危なくて、近寄れない。
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