学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>7AB8

僕は、腕に力を込めた。
「うぐっ」
風間の顔が、苦痛で歪む。
しかし、次の瞬間。
風間のひざが、僕の腹を蹴り上げた。

「うっ」
かがんだところを、今度はこめかみに一撃。
気が遠くなる。
倒れた僕を、風間はさんざんに殴りつける。
このままでは、殴り殺されてしまう。
……でも、反撃できない。

今夜は、あまりにも、いろんなことがありすぎた。
もう動けない……。
感覚がなくなってきた。
大地に倒れた僕を、その時、夜明けの光が照らした。


       (ドクロエンド)