学校であった怖い話 >七話目(新堂誠) >8A2
僕は、職員室にある戸棚を片っ端から捜した。 入っているのは書類ばかりだ。 とてもアンプルのような小瓶は置いていない。 ……よく考えるんだ。 やつらが、隠しそうな場所。 やつらが入れそうな場所。 しかし、考えれば考えるほど、やつらはどこにでも隠せそうな気がしてきた。 結局、戸棚には、めぼしいものは何もなかった。 (→選択に戻る)