学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>I14

◆1回目

僕はまず、棚を調べてみた。
ガラスの枠がはめてある棚には、いろんな賞状やトロフィーが所狭しと並んでいた。
これが、生けにえと引き替えにしてきた栄光か……。
僕はなんだか、胸が締めつけられる思いがした。

その栄光の証は、人の命と引き替えにしてきた割には、ものすごくちっぽけなものに感じられたからだ。
その棚は、しっかり鍵が四カ所もかかっておりどうすることもできない。
開けるとしたら、このガラスを割らないと無理そうだ。

ほかを捜したほうがいいかもしれないな。
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◆2回目

ここは、もう調べようがない。
ほかを捜そう。
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