学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>J14

◆鍵がない場合(1回目)

僕は、机の引き出しを調べることにした。
下から順番に開けていこう。
片袖の机で三段引き出しがついている。
一番下は……どうでもいいような書類が入っている。

さて、二番目だ。
名刺入れがたくさんある……。
なんだかしらないお偉いさんの名刺に混じって、どこかのクラブやスナックの女の子の名刺が何枚か出てきた。
校長先生も、こういうところに行くんだな。

先生も人間だし、たまにはこういうところに行って息抜きをするのかもしれないな。
……いかん、納得している場合じゃないぞ。
さあ、一番上の引き出しだ。

あ、あれ……だめだ。
鍵がかかっている。
頑丈な作りで、とても壊せそうにない。
とりあえず、ここでまごまごしているわけにはいかない。

ほかを捜したほうがいいな。
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◆鍵がない場合(2回目)

ここには、鍵がかかっている。
ほかを捜したほうがいい。
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