学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>L14

◆1回目

僕は、傘立てを見てみる。
スチール製の傘立てだ。
そこには、持ち手が犬の顔の形をしている傘が置いてある。
置き傘だろうか。
僕は、そっと傘を開いてみた。

バンッ、と大きな音を立て傘は開いた。
僕は、びくっとしてすぐに傘を閉じる。
よく、バネのきいたジャンプ傘だったようだ。
ここには、なにもないようだ。

早くほかを捜そう。
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◆2回目

ここは、さっき捜したからいいや。
ほかを捜さないと……。
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