学校であった怖い話
>四話目(新堂誠)
>C9

ふん、そうかよ。
じゃあ最後に教えといてやるぜ。
俺はさっき、彼女の絵が、殺されたときの顔に見えるっていったよな。
あれ、嘘だぜ。

お前がビビッて本当のこといわないんじゃねえかと思ってな。
俺には普通の絵にしか見えなかった。
だからもし、お前が恐ろしい顔の絵を見たんだとしたら……。
五人目の犠牲者は、お前かもな。
ふふふ、なんて顔してるんだ。

それじゃあ、新聞部に戻ろうぜ。
次の奴の話を聞かなくちゃならねえからな。


       (五話目に続く)