学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>F13

もう、次から次へとなんなんだ!!
やけだーーー!!
「GFJDSHTREMJMOWOK!!」
僕は、わけのわからない言葉を発した。

「DFJGAEOWKMK>OJJW?」
彼らもなにかいっている。
ついでにワッペンも見せてみた。

僕はこれでもかと、高くワッペンをかかげた。
「KWOOKJWMKJYFU!!」
<おお、長官殿!! 心配しました。
行ったっきり、戻っていらっしゃらなかったものですから。さあ、早く戻りましょう!!>
おお、このワッペンは翻訳ができるのか!?

……ちょっと待てよ、長官て僕のこと!?
そんなぁ。
僕、長官なんかじゃないよ!
僕は、またスンバラリア語に挑戦した。

「JJKOMKMOKKMOJKDFTFJHFY!!」
<さあ、みんな。大事なスンバラリアの同胞を一人失ったが、悲しむんじゃない。彼は地球人と相打ちをして立派に殉職した。彼に敬意を示そう。これから我々のしなければいけない仕事はたくさんある。秘密基地に帰ろう>

しまった!
思ってもいないことをいってしまった。
しかもこんなに調子よく……。
このワッペンは、翻訳をするだけで通訳をしてくれるわけじゃなかったんだ!!

「FTYDRDYTDJKOM!!」
<了解! さ、みんな! 用意はいいか>
「うわー!! やめてー」
スンバラリア星人たちは、僕をかつぎあげると全員がワッペンをかかげた。

キュイーンという音と共に、僕はスンバラリア星人とまばゆい閃光に包まれた。
僕は、このままスンバラリア星人の長官になってしまうのか。
僕の人生って……。


       (ドクロエンド)