学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>L13

僕は思わず踊った。
しかも、こてこてのフォークダンスを……。
「ちゃらちゃらちゃららららー、ちゃちゃんちゃちゃちゃ!!」
僕はメロディを口ずさみ、一人で踊り始めた。
もう恥ずかしさのかけらもない。

……しばらく踊っただろうか。
なんと、スンバラリア星人も僕の踊りに合わせて踊り始めたんだ。
ラッキー、これでうまくごまかすことができた。
けっこう、スンバラリア星人も踊りがうまい。

……………………………………… …………………………ちょっと待てよ。
よく考えたら、ごまかすことはできたけど、この先どうすればいいんだ!?
さいわい、スンバラリア星人は我を忘れて踊っているが、問題はその先だ。

じゃ、僕はここでずっと彼らと踊り続けるの!?
明日、明後日は、土曜日と日曜日だからいいけど、月曜日はどうしたらいいんだ。
僕は、変な宇宙人と踊っているのを発見されたらもう生きていけない。
その前に、疲れて死んじゃうよ。

そんなのってないよ!
……そうだ!!
僕が、こうやって踊りながら彼らを誘導すればいいんだ。
なんて頭がいいんだ、坂上修一!!
……よく考えたら、どこに連れていけばいいんだよーーーー。
やっぱり僕は大ばかものだーーーー!!


       (ドクロエンド)