学校であった怖い話
>七話目(細田友晴)
>A2

「はい」
僕は、息と一緒に吐いた。
「一つ教えてあげる。嘘をついてもわかるの。
だから、正直に答えてね」
僕は、うなずいた。

今、僕はこの世で見てはならないものを見て、そして体験してはいけないことを体験している。
そんな気がしてならなかった。
触らぬ神に祟りなしということわざが、思い出されてならない。

「あなたは、昔この旧校舎がまだ使われていたころ、補習を受けた生徒たちが、先生に見捨てられた話を知ってるわね?」
1.はい
2.いいえ