マグナブラバン > 物語 > 40. 港町ソレイユ(1)


台詞

◆街中

「ぼくは おおきくなったら
 ふなのりに なるんだ!!

「いまは あぶなくて 『ふね』は でないよ。

「『エルフ・ランド』に いくんですって!?
 それじゃ、『ふね』で『たいりく』の
 きたがわに いくしかないわね。

「もう、なんせきもの『ふね』が
 かえってこないんです。
 きっと うみの『まもの』に……

「あのひとは かならず かえってくるって
 やくそくしてくれたの。
 わたし いつまでも まつわ……

「『ふね』を だせって!?
 じょうだんは よしてくれ。
 うみの 『まもの』に くわれちまうぜ!!

「『ふね』を だせって!?
 じょうだんは よしてくれ。
 うみの 『まもの』に くわれちまうぜ!!


◆店

ぶきや
「いらっしゃいませ。
 ごようは なんでしょう?
 >かう
 なにを おもとめに なりますか?
 クロムブレード    1480G
 クロムメイル     2800G
 ぎんのよろい     5000G
 クロムマスク     1680G
 クロムシールド    1900G
 トマホーク      2100G
 てつのすねあて     820G
 とらのつめ      3000G
 ありがとう ございます。
 ほかに なにを おもとめですか?
 >うる
 なにを おうりに なりますか?
 ありがとう ございます。
 ほかに なにを おうりですか?
 ほかにごようは なんでしょう?

「ここは 『ぼうえき』の 『まち』だから、
 いろんな 『くに』の 『ぶき』が、
 そろってるんだ。


◆店

どうぐや
「いらっしゃいませ。
 ごようは なんでしょう?
 >かう
 なにを おもとめに なりますか?
 やくそう          8G
 ポーション        80G
 パワビタA        50G
 スタンロープ      250G
 ダガー        1600G
 フェザーケープ    1400G
 ぎんのゆびわ      980G
 ブラスブーメラン   2600G
 ありがとう ございます。
 ほかに なにを おもとめですか?
 >うる
 なにを おうりに なりますか?
 ありがとう ございます。
 ほかに なにを おうりですか?
 ほかにごようは なんでしょう?


◆教会

そうりょ
「おおいなる『さだめ』を せおいし
 ゆうかんな わかものよ……
 『たび』の『くなん』を きかせてもらえぬか?
    はい
    いいえ
 つらいことが あったら、
 ここに、くると よいでしょう。
 いつでも おちからに なります。

「かみの ごかごが あらんことを……


◆宿屋

やどや
「いらっしゃいませ。
 おとまりに なりますか?
 >はい
 いっぱく 100ゴールド
 ごゆっくり おやすみください。
 >いいえ
 ほんとうに ざんねんですが……
 また おこしください。
 おかねが たりません……
 また おこしください。


◆酒場

「おれたち 『ふなのり』は
 『ふね』が だせなきゃ 『しつぎょう』だぜ。

「いつに なったら
 『ふね』が でるの かしら……

「うみの『まもの』が すくなくなるまで、
 しばらく ここで あしどめだな……

「いまは あぶなくて 『ふね』は でないよ。

「おれたち 『ふなのり』は
 『ふね』が だせなきゃ 『しつぎょう』だぜ。

「もう、なんせきもの『ふね』が
 かえってこないんです。
 きっと うみの『まもの』に……

「フン!
 『まもの』が こわくて、たびが できるか!!

さかばの しゅじん
「いらっしゃい!!……おや?
 もしや あんたたちは……!!
 やっぱり!!
 『まおう』と たたかう
 『アナテア』の『きし』だな!!
 うちに、
 『せいぎ』の『きし』が きてくれるなんて
 うれしいじゃないか!!
 よし!! きょうは、おれの おごりだ!!
 かねは いらねえ!!
 じゃんじゃん やってくれ!!

ゲッツ
「おおっ、そうか!!
 よーし、のむぞー!!

アレクス
「べつに、
 おごりでなくても のむくせに……

ジーナ
「つべこべ いわないの!!
 それじゃマスター、ここ 5にんねー!!
 じゃんじゃん、もってきてー!!

ゲッツ
「あの 『マッドベビー』って『まもの』は、
 やけに くさくて、きにいらねえ……ヒック。

アレクス
「……ウッ、きぶん わるい……

ジーナ
「そのてん、『スケルトン』は らくよねー。
 ……ヒック。
 『ファイヤー』で、
 よく もえること、もえること。

アレクス
「だめ……もう、のめない……

シャロン
「アレクスさま、だいじょーぶーゥ?

 ムムッ!!

ジーナ
「シャロン!!
 そんなのに かまわないの!!
 アレクスも、おとこなら……ヒック、
 ミド ぐらい のめるように なりなさいよ!

アレクス
「う……。
 ミドが のめなくたって、
 『いちにんまえ』の『きし』なんだい!!

ジーナ
「ふーん。
 そうなの……ヒック。
 アレクスは、
 『いちにんまえ』の『きし』だものねー。
 『やばん』で、
 『ほうび』と 『てがら』しか あたまにない、
 『いちにんまえ』の『きし』だものねー!!

アレクス
「ちがわい!!
 そんなんじゃ、ないやい!!

ジーナ
「なにが、どう ちがうのよ!!

リリアナ
「およしなさいよ、ふたりとも。

ジーナ
「それじゃ アレクスは、
 なにの ために たたかってるのよ!!
 なにの ために、
 『まおう』を たおしにいくのよ!!

アレクス
「なにって………
 それは………

ジーナ
「ほら、ごらんなさい!!
 なんで たたかってるかも わからないのに、
 なにが 『いちにんまえ』の『きし』よ!!

アレクス
「わからなくたって、
 『いちにんまえ』の『きし』だい!!

ジーナ
「『いちにんまえ』が きいて あきれるわ!!
 いつも『デライト』や『ハイホール』に
 たすけられてるのは、
 どこの だれよ!!

 なにっ!!

 ナニよ!!

アレクス
「『まほう』や 『じゅもん』が なくたって、
 ぼくは、『いちにんまえ』に たたかえるぞ!!
 べつに、
 ジーナや シャロンが いなくたって、
 『まおう』は たいじできるんだ!!

シャロン
「えェーん!!
 アレクスさま、ヒドーい。

リリアナ
「アレクス!!
 およしなさい!!

ジーナ
「できるものなら、やってみなさいよ!!

アレクス
「いわれなくたって、やってやるよ!!

ジーナ
「それじゃ、わたしたち
 いなくても いいのね?

アレクス
「ああ、
 いなくたって いいよ。

ジーナ
「そう。
 それじゃ、しかたないわ。
 わたしたち、でていくわよ?
 かまわないのね?

アレクス
「ああ、かまわないよ!!
 かってに でていけよ!!

 アレクスなんて

 だいッキライッ!

ジーナ
「シャロン。
 アレクスは、
 わたしたちなんか いらないんだって。
 わたしたち ふたりで、
 『まおう』を たおしに いきましょうか。

シャロン
「あァーん、アレクスさまァーっ!!
 わたし、
 おやくに たてると しんじてたのに、
 あんまりだわーっ!!

 えェーん!!

リリアナ
「やれやれ、しょうがないわねェ。

アレクス
「え……。
 リリアナも いっちゃうの……?

リリアナ
「こんど、ジーナたちに あったとき、
 なんて いうのか、かんがえとくのよ。

ゲッツ
「わるいな、リリアナ。

リリアナ
「『かし』に しとくわ。
 あの としごろの おんなのこは、
 ちょっと『びみょう』なのよ。

ゲッツ
「ふーん。
 リリアナも あんな としごろが あったのか?

リリアナ
「あら!!
 わたしは いまも『びみょう』な としごろよ。

アレクス
「………
 ………

ゲッツ
「だいじょうぶだよ。
 リリアナに まかせとけ。
 だてに 200ねんも としくっちゃねえよ。
 それより、ミドだ。
 おやじ、もういっぱい!!

「はなしは きかせてもらった。
 どうやら、おこまりの ようだね。

アレクス
「べつに こまってないよ!!

ゲッツ
「……ん?
 なんだ、おまえは?

「よくぞ、きいてくれた。
 わたしこそは、かの ゆうめいな、
 『リュウ』の ちを ひく
 『でんせつ』の『ゆうしゃ』!!
 だい13だいめ
 ゆうしゃ『ロトト』だ!!
 なに? しらない?
 さては、きみたち
 『いちにんまえ』の『きし』では ないな?

 ギクッ!!

ロトト
「パーティーの メンバーが たらなくて、
 こまっているようだが……
 もし よかったら、
 わたしの パーティーに はいらないか?
 『でんせつ』の『ゆうしゃ』の パーティーだ。
 めったに はいれる ものじゃないぞ!!

ゲッツ
「なんだ、こいつは……ヒック。
 シッ、シッ、あっちいけ!!

ロトト
「しっけいな!!
 わたしは『でんせつ』の『ゆうしゃ』だ!!
 『ゆうしゃの もんしょう』だって、
 ちゃんと もってるぞ!!
 ほんものだぞ!!
 きけば、『まおう』と たたかうために
 たびを しているそうだが……
 へいわを おびやかす あくの『まおう』は
 わたしの ながねんの『しゅくてき』。
 こころざし おなじくするものどうし、
 いっしょに たたかおうでは ないか!!
 ……と、いうわけで。

ゲッツ
「どういう わけだよ。

ロトト
「とにかく、いまから きみたちは、
 わたしの パーティーの メンバーなのだ。

アレクス
「えー!! どーしてー!!

ロトト
「こまかいことは、きにするな。
 おやじ、ミド ついかだ!!
 じゃんじゃん、もってきてくれ!!


◆宿屋

ロトト
「よーし!!
 『まおう』を たおしに ゆくぞー!!

ゲッツ
「おまえ、かってに いけよー。

ロトト
「そんなこと いわないで、
 いっしょに いこうよー。ね、ね、いこう?

ゲッツ
「なら、おまえ かってに ついてこいよ。

 いつのまにか、
 『ロトト』が、なかまに くわわった。


◆酒場

「いまは あぶなくて 『ふね』は でないよ。


◆港

「あの 『ふね』、
 よく ぶじに、みなとに つけたわねェ……

「『まもの』だらけの 『うみ』を わたって、
 この『みなと』に たどりつくなんて……
 『きせき』だ!!

「みなれない『ふね』だなあ……
 どこから きたんだ、いったい?

「あたらしい『ふね』が
 みなとに ついたそうよ。

「ぼくは おおきくなったら
 ふなのりに なるんだ!!

「あの 『ふね』、
 よく ぶじに、みなとに つけたわねェ……

「あの『ふね』、きずだらけだわ。
 なんども、『まもの』と たたかいながら
 『こうかい』 してきたのね……

「あたらしい『ふね』が
 みなとに ついたそうよ。

「『アナテア』の『ぶとう・たいかい』で、
 うでだめしを したかったのだが……
 『まもの』の しゅうげきで、
 『ふね』の とうちゃくが おくれてしまった。
 せっしゃも、『きし』に なって
 『まおう』と たたかいたかったのだが……
 むねん!!

ゲッツ
「ほー。そいつは きぐうだ。
 おれたちゃ
 『ぶとう・たいかい』に さんかして
 『きし』に なったんだぜ。

「なにっ!!
 それは まことか!!

アレクス
「うーん。
 いちおう ウソじゃないよ。

 ホラッ!!

「おおっ!!
 それは まさしく、
 『アナテア』の『きしの もんしょう』!!

ロトト
「わ、わたしだって、もってるぞ!!
 『ゆうしゃの もんしょう』だ!!
 『きしの もんしょう』より えらいんだぞ!!

 ホラッ!!

「せっしゃ、なまえを『リー』と もうす。
 その むかしは、
 はるか ひがしの くにで くらしていたが、
 そこも いまでは あれはてた はいきょ。
 『まもの』が はびこり、
 いまでは、ネズミいっぴき すまぬ しまつ。
 それも すべては、『まおう』の しわざ!!
 わが こきょうの かたき『まおう』!!
 だんじて ゆるすまじ!!

リー
「おねがいでゴザル!!
 せっしゃを なかまに いれてもらえぬか!!
 あれはてた こきょうの かたき、
 あくの『まおう』に
 せめて いっし むくいとうゴザル!!

ロトト
「よーし、わかった!!
 わたしの パーティーに いれてやろう!!

ゲッツ
「まだ いうか!! こいつは!!

ゲッツ
「おまえ、『ふね』で きたと いったな?

リー
「いかにも。
 ここに あるのは、
 せっしゃの 『ふね』でゴザル。
 どこへでも、
 すきな ところへ のせていけるでゴザル。

アレクス
「それじゃ、『エルフ・ランド』のある、
 『たいりく』の きたがわに いけるんだ!!
 あ……
 でも……

ゲッツ
「ジーナか?

アレクス
「ちがわい!!
 だれが、あんなやつなんか……
 みちあんないの リリアナが いないと、
 『エルフ・ランド』に いけないんだよ……

ゲッツ
「ま、しかたねーな。
 おまえ、『リー』と いったな。
 なかまが おおいに、こしたことはねェ。
 いっしょに きな。

リー
「かたじけない。

 『リー』が なかまに くわわった。

ゲッツ
「『ふなで』の まえに、
 リリアナたちを さがさなきゃな。
 まだ、そんなに とおくへは いってないだろ。


◆船

アレクス
「いまは しゅっこう できないよ……