スカポンのカタンがふにゃふにゃになるHP


おきらくカタン島暮らし。
Sukapon-Sukaponew
(2012/11/11)


◆ はじめに

(1)サイコロについて
 賀茂川の水、山法師と並んで意のままにならない、それが賽の目。人の子たる我々が振るサイコロの出目に、理論上の確率など何の意味もない。他人が振ると自分の土地の目は出ないし、自分が振ると他人の土地の目が出る。そして自分の手札が8枚を超えた途端、7が出る確率はなんと2分の1に跳ね上がる。
手札の枚数 7枚以下 8枚以上
7が出る確率 1/6 1/2
16.7% 50%
 つまり、出るか出ないかだ。(※個人差があります)
 嗚呼、この真実を知ってしまったからにはもはや我々に残された道は少ない。サイコロの神様に供物(生きた羊)と祈りを捧げるか、然らずんば悄然たる面持ちで忌まわしき匙を投げるかの如くただ只管に混迷の賽を深淵に投げ続けるしかないのだ…。

(2)チャンスカードについて
 チャンスカード25枚の内訳は、ほとんど騎士、得点は手に入るのは2枚程度、たまに街道か収穫。そして独占などというカードはこの世に存在しない。
種類 騎士 得点 街道 収穫 独占
出現率 大半がこれ 2枚ほど確認 たまに来る たまに来る 存在しない
 終盤で全員が騎士王を競り合うことになった際のみ、騎士は全部で15…いや、14枚しかないんだっけ…ということを思い出してほしい。また、得点カード5枚にはそれぞれ「議事堂」「教会」「図書館」「市場」「大学」という立派な固有名があるという無駄な設定については、別に思い出さなくてもいい。
 なお、「議事堂」でカード4枚が手札に入るのは、別のゲームだ。


◆ 1.基本編 …開拓者を志す君に

(1)相手は関係ない
 誰かの顔色を窺って生きるなんてもうまっぴらだから、僕は開拓者になったんだ! というわけでカタン島においては、他人が何を考えているのかを考える必要は、ない。戦うために必要な情報はあらかた、盤上に明かされているからだ。
 それでももし、見えないものを見ようとしてどうしても望遠鏡を覗き込みたいなら、他人の「長期に渡る伏せチャンスカードの内訳」にいくつかヤマを張ろう。もしかしたら、あれは実は得点じゃなくて独占かもしれない。

(2)10点満点じゃない
 これは「4人の中で一番最初に10点を取るゲーム」じゃない。イメージとしては「他の3人より早く残り8点を成立させるゲーム」だ。
 試験勉強のように、満点を目指して1点1点積み上げることが目的ではない。シムシティにように、都市化を進めて磐石の領土を作り上げることが目的でもない。瞬間最大風速でも砂上の楼閣でも構わないから、一瞬でも残り8点を成り立たせ、他の3人を出し抜くための策を練るんだ。

(3)サイコロの出目は覚えない
 そんなものを記憶して何が楽しいというのか。僕たちはこんなものを覚えるために生まれてきたわけじゃないよ…。前の出目より次の出目にドキドキワクワクしたいから、この富と名誉と栄光のカタン島に足を踏み入れたんだ。
 確かに、現在どの資源が出回っており、誰が何を持っているかを大体押さえていれば、無駄な交渉はなくなり進行はスムースになるかもしれない。
 しかし、大して有利にはならない。


◆ 2.応用編 …恋の三角関係

(1)量
 量とは「資源の生産力」のこと。難しいことを考えるのはやめて、割り切って最初の土地は量を優先する。土地の目の重複も気にしない。とにかく量の合計値だけで家を配置する。迷う余地は減り、定刻を待たず40秒で支度できるだろう。島の経済は、量>質>回転だ。

(2)質
 質とは「資源の種類バランス」のこと。バランスの良い組み合わせは色々あるが、悪い組み合わせは結局のところ「土と鉄」だけだ。なお、初期配置では希少価値につられたり、序盤に資源の寡占化を目論んだりするのは楽しいが、島には4人もいるので多少の偏りはありつつもいずれ全ての資源は出回る。

(3)回転
 回転とは「資源の交換効率」のこと。貿易は「4→1自力」「3→1港」「2→1専門港」「他人と不平等交渉」の4通りだが、場に薄い資源を手に入れるためには「4→1自力」を恐れてはいけない。「他人と不平等交渉」は、手番の者が2枚を出す「2→1」がおおむね平常のレートだ。


◆ 3.発展編 …単純な神が支配する

(1)最初の街は弱い家
 最初に街化するのは、必ず土地価値の低い方の家だ。特に初期配置で2軒建てた家のうち、赤字に恵まれない弱い方の家があるならもう迷うことはない。そっちだ。

(2)盗賊は裏目潰し
 自分の持っている赤字マスが6ならば、持っていない8を止める。相手が欲しい資源がある土地を…とか、恨みを買わないように順繰りに…などとモヤモヤ考えると疲れるのでやめる。どうせみんな、どの資源も欲しいといえば欲しいのだ。裏目潰しは頭を悩ませることなく簡単、かつ非難されにくい。

(3)王冠は二つとも
 いわゆる「道路王は序盤に取ると損」というのは、道戦略の一本調子が誰の目にもあからさまな場合のみだ。道路王は保持のための道延長を不要にしない限り、先取も損ではない。そして、二冠王(道路王+騎士王)を目指すのは決して奇抜な戦略ではない。

(4)正しい嘘を付く方法
 長期間の伏せ札(数ターンを経過しても使用しないチャンスカード)は、自然、他人からは得点であると推測されているだろう。これはカタン島において数少ないブラフを仕掛けられるポイントである。独占、街道、まれに騎士のような「一気2点」になり得るカードは、得点に誤解されるリスクを取っても長期伏せ札にするのもひとつの作戦だ。


◆ おわりに

(!)みんな楽しく皆殺し
 カタンというゲームの大前提は「エブリワン、エンジョイ・アンド・エキサイティング(EEE)」だ。世知辛い昨今、金を賭ける訳でもないのに、大切な時間を割いて卓を囲んでくれる3人の仲間こそがカタン島の宝なんだ…(調子のいいまとめ)。
 みんなで楽しくトップ狙いしたり盗賊で文句言ったりしよう。










(ふにゃにゃ、せっかくだからたまねはこの2のひつじをえらぶの!)
(しかし稀に黄金の羊が生まれることがあるからカタン島は油断できないよね。)