晦−つきこもり
>六話目(真田泰明)
>3AB4

(あれ、もしかして、さっきの鍵………)
俺はさっきの鍵を取り出した。
そしてその鍵を穴に差した。

鍵はあわなかった。
(ここの鍵じゃあないのか………)
俺は残念な半分、ホッとした。
「泰明さん、どうしたんですか」
河口君は俺に聞いた。
「いや、何でもない………」

俺はそういうと、その扉を離れた。

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