学校であった怖い話
>一話目(新堂誠)
>F5

「止めろ!」
俺は、思い切り叫んだよ。
しかし吉岡は、俺の言葉を無視して、悪魔に腕を差し出したんだ。

悪魔は、うれしそうに吉岡の手を取り、うつむいてそっと口づけ……たかに見えた。
違うんだよ。
口づけたんじゃない。
悪魔が再び顔を上げると、その口には一筋の血が……。
吉岡の手には、歯で噛み切ったような傷がついていた。

悪魔はささやいた。
「この血の代償に何が欲しい?」悪魔は、俺に聞くんだよ。
血を飲ませたのは、吉岡だ。
なのに悪魔は、俺に、何が欲しい?と聞くんだ。

俺は……。
1.まず、吉岡の安否を確かめた
2.まず、「金が欲しい」といった
3.まず、「女が欲しい」といった