学校であった怖い話
>四話目(風間望)
>H2

……失礼な男だなあ、君は。
せっかく僕が、話をふってやったんだよ。
こういうときは、
「はい、ぜひ教えてくださいっ!」
……くらいのことは、いうものだ。

まあいいよ。
君なんかに、細やかな心配りを求めた僕が、馬鹿だったんだよな。
そんなことより今は話を続けよう。
僕の秘密…………それはね。
実は、僕には神の声が聞こえるんだよ。

神はいつでも僕に語りかけてくれて、よりよい生き方を教えてくれるんだ。
……どうしたんだい、坂上君。
なんで、そんな風に後ずさりするんだい?
それじゃあ、まるで僕が危険人物みたいじゃないか。

あっ、ひょっとして、僕が嘘をついてるとでも思ってるんじゃないかい?
1.思っている
2.そんなこと、とんでもない