学校であった怖い話
>四話目(風間望)
>K3

……そう、それでいいのさ。
僕のいうことを信じなくちゃ、君は不幸になるからね。
僕の頭の中には、神が直接語りかけてくるんだよ。
「この学校は呪われている」
……ってね。

この学校には、なにか悪いものが取りついているらしい。
それも、一匹や二匹じゃなくて、ものすごい数なんだってさ。
そして、神は今、新しい予言を僕に託されたんだ。
いいかい、一度しかいわないよ。
神がいったのは…………。
「七不思議の話をやめろ」
ってことだよ。

こんな話を続けていると、学校に潜む悪いものが感づいて、近づいて来るって。
その感じ、僕にはわかる気がする。
ほら、感じないかい?
背筋の産毛が逆立つような、毛穴からジワジワとなにかが染み込んでいくような……。

あの暗がりにも、もうなにかが潜んでいるかもしれない。
僕たちがちょっとでも隙を見せたら、即座に食らいつこうと待ちかまえているんだ。
君にはわからないかな。

……どうだい、これでもまだ、この企画を続けるのかい?
神のいう通り、もうやめた方がいいんじゃないかな。
1.やめる
2.続ける