学校であった怖い話
>四話目(細田友晴)
>C7

………………そう。
感じないんだ。
……そうか。
いや、別に気にしないでくれよ。
もしかしたら、君のほうが正しいかもしれないからね。

ここで、強い霊気を感じるのは、僕だけかもしれない。
それじゃあ、行こうか。
あと、新校舎のトイレは一つだけだ。
そのトイレも、やはり何も感じないとしたら、それは…………やっぱり何もないということなのかもしれないな。

もうすぐだよ。
僕はね、実をいうとそのトイレからものすごい霊気を感じているんだよ。
君なら、間違いない。
君だったら、絶対に感じるはずさ。
さあ、ここだよ。

君だって、利用したことがあるだろ?
いや、気味が悪くてこのトイレは使っていなかったかな。
君と一緒ならば、このトイレに潜む何かが見られそうな気がするんだよ。

さあ、どうだい?
感じるだろ?
このトイレには、間違いなく何かが潜んでいるのを感じるだろ?
1.感じる
2.感じない