学校であった怖い話
>五話目(細田友晴)
>A2

そうさ、狐の霊がついているんだ。
すごいね、坂上君もトイレにとりつく霊には敏感なんだね。
坂上君も、僕と同じタイプの人間のような気がしたんだ。
あそこで、不思議な感じを受けても、それは当然のことだよ。
あのトイレが使われなくなった理由なんだけど。

昔、一人の男子生徒がいたんだけどね。
残念ながら、名前はわからないんだけどさ。
彼も、霊感が強くてね。
自己流で、霊視とかいってみんなを見てやったりしていたそうだよ。

占いも好きでね。
彼の周りは、いつも占ってもらいたい学生たちが、取り巻いていたよ。
坂上君も占ってもらいたい?
1.占ってもらいたい
2.占ってもらわなくていい