学校であった怖い話
>五話目(福沢玲子)
>D6
「…やだもう、どきどきしちゃうよ」
福沢さんがロッカーを開けると……。
中には濡れたタオルが入っていた。
「ま、まさか、これ、瀬戸さんの霊が使ったタオルじゃないよね……」
彼女は、震える声でいった。
「ほら……さっき、いったじゃない。
使った覚えがなくても、部室が水浸しになってたりするって……」
これが、瀬戸さんのしわざ……?
確かに、濡れタオルをロッカーに入れっぱなしにする部員がいるとは思えないが……。
「どうしよう。もしこれが、開かずのロッカーだったら……やだもう、こわーい!!」
福沢さんは、キャアキャアいっている。
怖いといいながらも、なんだか楽しそうだ。
「ね、坂上君。次は、どのロッカーを開ける……?」
(→この選択肢以外の選択を行う)