学校であった怖い話
>五話目(福沢玲子)
>H6

「…………………」
ロッカーに入っていたのは、上着やノート、ブラシや鏡だった。
………しかし、こんな調子で次々とロッカーを開けてしまっていいんだろうか。

女子水泳部の部室に無断で忍び込み、ロッカーを覗きまくる……。
こんなこと、許されるんだろうか。
……問題だよなあ。
だって、ロッカーにはモロに私物が入っているし。

なんてったって、女子水泳部の部室だし……。
……なんだかなあ。
「ねえ、坂上君。部室に忍び込んだことは新聞に載せないでよ」
福沢さんも、僕と同じことを考えていたようだ。

だったら、ロッカーを見ようなんていわなきゃいいのに。
さあ、残るは二つだ。
ここまできたら、最後まで開けるしかない。

次は、どちらを開けようか……?

(→この選択肢以外の選択を行う)