学校であった怖い話
>六話目(新堂誠)
>A1

いよいよ、俺の番か。
待ちくたびれちまったよ。
それじゃあ、ちょっと話す前に、自己紹介しておこうか。
俺の名前は新堂誠。
三年だ。
よろしくな。

じゃあ、さっそく話そうか。
最後を飾るのに、取っておきの話を用意してきたからな。

……みんな、この学校の図書室は使用したことあるか?
俺は、……実をいうとあんまりないんだ。
本を読むよりも、どっちかというと身体を動かしているほうが好きだしな。

何か、本を読んでいると疲れちゃってさ。
マンガならいいんだけどさ。
うちの学校の図書室も、マンガを置いていてくれりゃあ、もっと図書室を利用してもいいんだけどな。

どうだ、坂上。
お前、本は好きか?
1.好き
2.嫌い
3.別にどっちでもない