学校であった怖い話
>六話目(福沢玲子)
>I9

「お……覚えている。覚えているから、もう勘弁してくれっ!」
その途端、ドアをたたく音が止んだの。
そして、平井さんの声も。
代わりに、足音が聞こえてきたのよ。

ドアの前から、遠ざかっていく足音が。
足音が遠ざかるにしたがって、最高潮に達していた恐怖もだんだんと治まっていったの。
足音は、完全に消え去ったわ。
……どうする?

扉を開けて確かめてみようか?
近藤先生、そんなこと思ったの。
それで、どうしたと思う?
1.ドアを開けてみる
2.ドアを開けない