学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>A7

「はい。だいたい、うまくいったと思います。
それにしても、みんなずいぶんと怖い話を知ってますよね。僕、感心しちゃいました。
……でも、風間さんてなんなんですか?
何か、とんでもなく危ないというか不思議というか、ちょっと常識じゃあ考えられない人ですよね」

「あっはっは。悪い、悪い。あんまり怖い話ばかりだと疲れると思ってあいつに頼んだんだよ」
日野さんは、最初から僕の言葉を予測してたように、楽しそうに笑った。
「そうだったんですか。日野さんも人が悪いですよ」

「で、ほかはどうだったの?」
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