学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>C7

「はい。昨日のことというよりも、これからの予定なんですけれど、どうやって進めて行こうかと思いまして。やはり、文章だけじゃなくて、イラストとか写真とかをふんだんに使って、見た目でもおもしろい記事にしたほうがいいと思うんですよ。

うちの学校って、こんなに怖い話があるとは思わなかったですし、きっとみんなも知らないと思うんですよ」
僕の提案を、日野さんは嬉しそうに聞いてみた。

「そうか。頼もしいこといってくれるじゃないか。じゃあ、記事のほうはお前に任せるよ。
好きにやって、傑作を作ってくれ」
僕は、思わぬ大役を任され、ちょっと得意になった。

「で、ほかはどうだったの?」
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