学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>O16

僕は、とっさに棚に走り寄った。
校長が、ゴルフクラブで僕の背中をめがけて振り下ろした。
僕は、横に転がるようにして避ける。
ゴルフクラブは、棚のガラスをものすごい勢いで割った。
ガラスの破片が、辺りに飛び散った。

棚にある、賞状やトロフィーがめちゃくちゃに壊れている。
「うおぉーーーー!!」
校長は、けだもののように雄叫びをあげた。
どうしよう……よけいに怒らせたかもしれない。

とにかく、どこかに逃げなければ!
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