学校であった怖い話 >七話目(荒井昭二) >X16
僕は、じりじりと校長から離れた。 そして、校長室のドアに飛びついた。 「あ、開かない!?」 ドアのノブを何回も回した。 「はははは。ほら」 校長は笑って、右手に鍵をちらつかせていた。 さすがに、その辺は抜かりがないようだ。 ちゃんと、ここに入ってくるときに鍵をかけたんだ。 くっそー! どこに、逃げればいいんだ。 (→選択に戻る)