学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>F11

そうだ、僕の見間違いかもしれない。
もう一度、廊下を見てみよう。
僕は、壁からそおっと廊下をのぞき込んだ。
「うっ!!」
ああ、やっぱり夢なんかじゃない。
彼らは、ざくざくと廊下を行進してくる。

こちらに向かっているのか?
そうだ、長官がここに来ていることを彼らは知っている。
……だからだ。
こまった……。

一瞬、僕の頭に一つの考えが浮かんだ。
僕は、それを実行しようか迷ったが、仕方ない。
あまりいい考えとはいえないが、急場しのぎにはちょうどいい。

僕は、風間さんの死体から、アンモナイトのような頭をもぎ取った。
身体の中からは、海水のような体液がドロドロと流れ出た。

うあっ、気持ち悪い……。
僕は、風間さんの頭をしげしげと見た。
……これをかぶってみるか?
1.かぶる
2.やっぱりやめる