学校であった怖い話
>七話目(細田友晴)
>A25

そこまで質問すると、彼女は深く息を吸い込んだ。
そして、その仮面に両手を添えて、今にも仮面を外すような、しぐさをした。
仮面の奥の目が、少し光ったような気がした。
そして。
「…………ねえ、私の顔を見てみたい?」

彼女は、きっと、仮面の奥で笑っているのだ。
僕の心を読める彼女は、なぜいちいち口に出して、僕に質問を投げかけてくるのか?
彼女は、僕の答えを待っている。
……僕の答えは判っているくせに。

さあ、答えてあげよう。
仮面の奥で微笑む君のために。
1.見たい
2.見たくない
3.仮面の女の意志の赴くままに