学校であった怖い話
>隠しシナリオ2(田口真由美)
>K6

「よ、喜んで」
「えっ、本当かい?」
坂上先輩、赤くなったわ。
「田口さん、そんなこと、軽くいっちゃだめだよ。
あっ、もしかして冗談のつもり?
だったらいいけどさ。

ここだけの話、あの木の伝説を実行した人って、ろくな目にあってないんだよ。
だから、田口さんもマネしちゃダメだよ。
それをいっておこうと思って。
で、旧校舎の話だけど……」

カタい人ね。
私、本当によかったのに。
……なんてね。
「田口さん、聞いてる?」
あ、いけない。
「は、はい。聞いてます」

ちゃんと聞かなきゃ。
坂上先輩の話だもの。
うふ。
……田口さん、どうしてニコニコしているんだい?
この話は、笑って聞けるもんじゃないんだよ。

昔、旧校舎では、様々な霊現象が起きていたんだ。
そこでいろんな人が、怖い体験をしていたんだよ。
そんな旧校舎が、二年前の夏に取り壊された。
これから、その時の話をしてあげよう。

聞きたいだろ?
1.聞きたい
2.怖そうだからやめる