学校であった怖い話
>隠しシナリオ2(田口真由美)
>V4

だめだ。
君は、逃げられないんだよ。
この企画は、君なしでは成り立たないんだ。
わかったね。
ぜったい来るんだよ。
さもないと……。

「きゃーーーーっ!!」
ちょっと、坂上先輩……。
くすぐらないでーっ!!
「きゃははは……!!」
や、やだっ。
何この、もぞもぞしたものは。

モシャモシャの糸でくすぐられているような……。
「やっ、やめてくださいっ」
「ふっふっふ。七不思議の企画を引き受けるならカンベンしてやろう………」
きゃはははは……………………… ……………………………………… …………………………。

坂上先輩ったら。
人のことくすぐるなんてひどい。
でも、あのモジャモジャは一体なんだったのかしら。
ネコジャラシかなあ。
なんかの触手みたいだった。

それに、アンモナイトのようなものが見えた気も……。
ううん、気のせいね。
それにしても、本当に変な人。
あーあ、どうしよう。
むりやり、七不思議の企画をやらされそう。

明後日、取材しろっていうのよ。
坂上先輩、セッティングはしてやるなんて、調子のいいこといってたけど……。
ゆううつ。

……そして、二日後。
今日が約束の日。
どうする?
新聞部に行ってみようか?
1.行く
2.行かない