晦−つきこもり
>一話目(前田良夫)
>H3

対等に遊べない奴と、何しろっていうんだよな。
俺は断ろうと思ったぜ。
それなのに、女子の一人が出しゃばってさ。
「……じゃあ、鬼ごっこは?」
そいつは、嬉しそうに飛び上がったよ。
「わあい! 鬼ごっこ、鬼ごっこ」

見ると、俺以外の奴らはみんな、結構やる気になってるらしい。
信じられないよな。
でもまあ、つき合ってやることにしたんだ。
「誰が鬼? 僕が鬼?」
子供が飛び跳ねながら、俺に聞いた。

鬼ごっこの鬼を、誰がやるのかと聞いているんだろう。
こういうとき、鬼ってどうやって決めてる?
1.話し合い
2.ジャンケン